★2019年、黒田のひとりごと
救歯会のサマーセミナー 楽しかったです 2019年8月
恒例の救歯会のサマーセミナーが8月30日から2泊3日で千葉県習志野で行われました。過去数年は山中湖でしたが、東京に近くて宿泊がシングルで会場が良かったのでここになりました。今年は42名の参加で大所帯でした。テーマは「私のコーヌスクローネ」です。42名が全員コーヌスクローネをやっているというスタディー・グループは全国でも救歯会だけではないでしょうか?討論も質疑応答も面白かったです。これほど話題がいっぱいあるということにも驚きました。機会があれば記事にしたいと思っております。
セミナー会場としては広くなく狭くなく、二人がけの机もあってちょうど良い広さでした。スクリーンも大きめで快適でした。休憩室も有り、トイレも近く、冷たい水も自由です。二次会場も十分の広さで時間も12時まで使えて飲み食い自由です(もちろんメニューに制限がありますが)。来年からもここにします。
札幌市で講演しました 2019年7月
臨床歯科を語る会の2週間後に札幌歯科医師会で講演してきました。臨床歯科を語る会とはまったく異なるテーマです。タイトルは「救歯臨床のススメ」です。北海道すべてではなくて、札幌市だけですから60名ほどのこじんまりした講演会でした。その時に北見市からわざわざ遠路駆けつけて下さった方にであいまして驚いたのですが何と救歯塾の受講者で、しかも10年くらい続けて救歯塾を受講されているリピーターでした。嬉しかったです。この講演会は救歯塾の受講者が中心で私を呼んでくれました。おかげで、終わったあとで救歯塾受講者や0Bの方が6名ほどで後席を作って下さいました。質問攻めにあいまして講演会の時間よりもはるかに長く討論しましたので次の日になってしまいました。でもとても楽しかったです。ありがとうございました。
臨床歯科を語る会で講演しました 2019年7月
昨年の金子一芳先生の講演があまりにも素晴らしかったので、とても受けたくなかったのですが、誰も受けてくれる方がいないと言うことで私にまわってきました。もちろん私だってやりたくないです。そう言っていると誰かに無理強いすることになり、その方に迷惑がかると思い、嫌々ながら受けることにしました。タイトルを「スタディー・グループから学ぶ」にしましたが、それはもう凄いストレスでした。開き直るしかないので、無駄な話を一切入れずに、プレゼンの冒頭から症例写真でスタートしました。「えー」とか「あー」とか「あのー」とか一切入れずに、立て板に水のごとく話を進めました。時間も厳しかったので、急ぐ気がありましたが、できるだけ落ち着いて話をしようと心がけました。30分を過ぎたころから気持ちに余裕が出てきて、冗談や横道へそれる話を交えることができました。火曜会スキーの写真や、臨床歯科を語る会の金子先生のスナップなどが出てくると、もうとても余裕のプレゼンになりました。私が火曜会に入会したくて青森から出てきて開業したとか、火曜会でもまれたプレゼンの話から、臨床歯科を語る会で貴重な人脈ができたとか、の話です。「治療効果をどう評価すれば良いのか」、「患者満足をどのように評価するのか」を求めてきた歩みから「パーセンタイルグラフ」にたどり着き「歯の生涯図」に道を見つけたいきさつを述べました。1例報告を続けていったって、たまたま良かった症例だろう、偶然悪くなった症例だろうという風に評価されるに過ぎない、という声を聞く機会がありました。そこで臨床疫学の必要性を痛感して 、救歯会の希望者による「EBM勉強会」を立ち上げ2年間の蓄積から真っ先に取り上げたのが「自家歯牙移植712歯の生存率」でした。それから毎年「インプラントの生存率」「メインテナンスは本当に歯を救えるか」などと疫学データを発表してきました。これらは救歯会40数名前後のデータ収集の結果です。スタディー・グループのおかげです。皆さんもやってみませんかと言う呼びかけをしました。プレゼンの時間はあっという間の2時間でした。終わってからは質問が出ません(予想どおり)でしたので 、私が追加の話をさせて戴きました。
私からのプレゼントの「歯の生涯図」の解説です。会場からは松田光生先生、千葉先生、月山先生などのお言葉が頂けてとても嬉しかったです。
金子一芳先生への感謝、火曜会への感謝、救歯会の皆さんへの感謝を込めて、言いたいことをはっきりと言えましたのがとても嬉しかったです。お聞き下さったみなさんへ深く感謝申し上げます。
コーヌスクローネの年になりそう 2019年5月
「歯界展望」に「コーヌスクローネ再考」というテーマで連載を始めました。とても私一人では荷が重いので、救歯会のメンバーにお助けを戴いて1年半くらいの長丁場の連載にする予定です。もう5回の連載が掲載されております。1月号が私のオープニングでしたが、「コーヌスクローネの不思議な魅力」と題して写真をご覧いただき内容が理解できるように分かりやすくしたつもりです。興味を持たれたようで、救歯塾の宣伝チラシを1ページ入れたせいでしょうか救歯塾への受講申し込みがそこから数名得られました。歯界展望って宣伝力があるもんだと感服させられました。「歯界展望」ありがとう!