★救歯塾セミナー案内 2011年バックナンバー
★2012年プログラムができました。 是非また参加してください
「黒田式コーヌスクローネをマスターしよう−2」
1.少数歯残存症例にはコーヌスクローネが最適で、高齢者にも最適です
2.コーヌスクローネの適応が広まっていますが、難しそうです
3.コーヌスクローネを学べるところが救歯塾以外には見当たりません
4.コーヌスクローネの成功と失敗には、明確な分岐点があります
これほど安価なセミナーはありません、こんなに親切なセミナーはありません !
第1回:4月15日(日)「外冠、義歯製作のプロセスー間接法の理解と印象採得」
外冠と義歯製作の印象採得、レジンコーピングを活用した印象採得
外冠製作模型と義歯製作模型の問題、種々の製作法を分析
第2回:5月13日(日)「口内描記と咬合採得、顎運動のトランスファー」
口内描記装置の容易な作り方、確実な口内描記の方法、アペックス評価
チェックバイト法と顎運動のトランスファー、調節性咬合器の扱い方
第3回 6月10日(日)「外冠と義歯製作の注意点」
模型と間接法、外冠適合精度、鑞着かワンピースか
テンポラリーと義歯デザイン、硬質レジン前装冠の注意
第4回:7月22日(日) 「鑞着と試適の注意点」
鑞着の問題、模型と口腔内で許容できる齟齬とできない齟齬
試適時のチェックポイント、後戻りのメリットデメリット
第5回:9月9日(日)「完成義歯とセット時の注意点」
完成義歯のチェック、維持力のチェック、咬合調整はどこまでやるか
内冠軸面、全周6度、黒田式内冠の評価とからくり
第6回:10月14日(日)「トラブルとメインテナンスでの注意点」
維持力調整のテクニック 、セット後のチェックポイント
コーヌスクローネ術後経過での特徴、どこを、何をどう見るか
内冠脱離、人工歯破折、鑞着部破折、歯根破折、義歯破折など
第7回:11月11日(日)「受講者によるプレゼンと質疑応答討論会」
コーヌスクローネに関する「なんでも質問」と「大討論会」
★受講のご案内
*口腔内写真を撮っている方を対象。定員70名、先着順で締め切ります。
*会場:都市センターホテル(千代田区平河町2-4-1,Tel :03-3265-8211)
*申し込み方法:次の事項を,下記へメールかファックスでお寄せ下さい
氏名,出身校,卒年,受講経験,連絡先の住所〒,Tel,Fax,E-mailを
*亀井歯科 E-mail:kameishika@splash.dti.ne.jp Fax :03-3837-2252
〒110-0016 台東区台東1-31-10-202 Tel :03-3837-2252
★2011年の最終回は受講者のプレゼン・・・30名以上
初めてのプレゼンターに、救歯会会員のヘルプがありがたい。「映った!」「やったー!」 |
7分間のプレゼンに、よくぞ時間厳守でやってくれました。大したものです。 |
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Windowsあり、Macintoshありで、自分のパソコンを使ってのプレゼンは、嬉しいものです |
リピーターの発表は、さすがにレベルが高く、聞き応えのあるプレゼンでした。見事! |
最終回の後は、¥3,000円会費の懇親会です
自分のプレゼンが終わった後は大満足で、お酒の消費量がすごい! |
救歯会に入会勧誘をしたのですが、皆さん慎重です。今年の参加者はみんな入会して欲しい・・・ |
受講者からの嬉しい感想(2011年6月)名古屋市の加藤善久先生から
実は今日、救歯塾の実習で用いている、模型の左上3番の孤立歯の支台歯に対し、いろいろな印象採得で模型を作製し、それぞれにパターンレジンにて個歯トレーを作製し、左上3番の支台歯に戻して適合具合を比較してみました。
実は私の頭の中では、シリコン印象では精密さにおいてインジェクション>レギュラーという認識で、それを個人トレーにて連合印象する事で互いに補正しあい、より精密な印象が採れると自分勝手に思っていました。
ところが、実験はシリコン印象でしたので、超硬石膏を流しマージンは最も鮮明でしたが、パターンレジンの適合は、最も悪い結果となりました。この悪い結果から判断すると、シリコンの連合印象では、互いの収縮状態の違いから引っ張りあい、悪い結果をもたらす可能性があること、トレー除去時にインジェクションが弾性限界を超え、変形しながらもちぎれる事なく、しかし元の形に戻る事なく変形した可能性があると思われました。
また、私の今回の実験では、既製の回転トレー+アルジネートの単一印象+硬石膏の組み合わせで作製したパターンレジンの個歯トレーが、もっとも良く支台歯にフィットしました。ほぼぴったりでした。
寒天+アルジネートの連合印象では、少しパターンレジンの浮き上がりが確認できましたが、前述のシリコン印象ほど悪くはありませんでした。
いままでの私の臨床では、個歯トレー+個人トレーでそれぞれインジェクション+レギュラーを使用してきましたが、同じトレーの中に異なる収縮の印象材がある事で、補正しあう(独りよがりの勝手な考え)のではなく、引っ張りあって精度が落ちる可能性があると思われます。これからは、個歯トレー+個人トレーのレギュラー単一印象でいこうと思います。
目から鱗が落ちました。気づかせていただき、本当に感謝です。
受講者からのアイデアが素晴らしい(2011年5月)
愛知県名古屋市開業の加藤善久先生からのアイデアです。塾でお勧めした安価で小型のサベイヤーの件です。こだわりがあって研究熱心な受講者です。
下図のような改造テーパーツールのテクニックを披露してくれました。その感想文も下記に示します。
インプラントに頼らない欠損補綴の一つであるコーヌスクローネは、介護にやさしくペリオにやさしいので、見直されています。
なかでもとりわけ黒田式は、長期に経過観察され、予後も期待できます。それだけに、普通とはどこか違っていて、随所に秘伝が隠されています。前回、秘伝の一つである支台歯形成のテクニックを教わりました。6度のテーパーツールでサベイングし、形成のチェックを行うというものです。ネガティブヴィンケルを作らない、内冠の作製が不可欠です。
ネガティヴビンケルのないコーヌスの支台歯の全ての歯に、全周6°の単一斜面の内冠をする為には、支台歯形成に決め手であることは薄々感じていましたが、これ程までに緻密で手間のかかる(手間を惜しんではいけませんね。)しかも何度も模型をとっての形成確認を重ねてのことが必要であるということが分かりました。
コーヌスはトラブルが多いとか言われていますが、黒田先生のコーヌスはどこかが違っていると感じていました。その秘伝の一部をご披露していただき、また、テーパーツールもご用意していただき、とても感謝しています。
さて、ご紹介していただいた、マイクロサーベイヤーコンパスを私も購入させていただきましたが、折角ご用意していただいた6°のテーパーツールが適用されていませんので、何かいい方法がないか考えておりました。
アンダーカットゲージの先が0.25ミリと0.5ミリのものが2つありましたので、どちらか一つあれば何とかなる、どちらかを改造しようと思い、0.5ミリゲージの先を、切断しました。
そして、少しずつ円形に穴を広げていきました。金属は真鍮と思われ、たいして固いものではないと感じました。その穴にテーパツールを入れてアロンアルファーで固定しました。
模型を取り付けて、試してみましたが、昨日の実習とほぼ同じ使用感がありましたので、ご報告させていただきます。
セミナーに参加者多くて嬉しい悲鳴(2011年5月)
![]() 今年の塾は、チュートリアル方式に受講者がなじみが早く、グループ討論や、グループ発表にも、違和感なくスムーズに取り組んでくれます。 |
![]() 技工士によるデモもあって、内容が豊富で、受講者からは評判がよいです。楽しみだといってくれます。 |
2011年救歯塾が始まりました(2011年4月)
4月24日、第1回目の救歯塾セミナーがスタートしました。今年はすごい人気で57名もの多くの受講者が参加されて会場狭しのセミナーでした。
1回目は実習がない分、グループ討論とグループ発表があって、初参加の方は大変だったようですが、活発な意見が出て、こちらが驚いております。
今年からチューターを3名増員して12名のチューターでのセミナーとなり、チュートリアルが名実共に充実したものにするべく取り組みます。
受講者からの嬉しい反応(第1回受講後の感想文メール、卒後2年目 勤務医)
昨日は救歯塾に参加させて頂きありがとうございました。欠損歯列の読み方、PDを設計するときのポイント・注意点を教えてもらい、今まで以上に義歯設計に対しての考え方が広がり、深まりました。
具体的には、咬合支持域を考慮したEichner分類を用い、片顎だけでなく対顎も考えた設計にすること。遊離端欠損症例に対しては、加圧要素・受圧要素を十分にふまえ、義歯装着後に生じる可能性のあるトラブルを極力無くすことです。また、今まで参加していたセミナーや講習会と異なり、討論の機会が与えられることで、自分の意見が他の先生方とどのように違っているか、また自分が症例に対してどの程度理解出来ているかを確認することも分かり、自分の今の実力を客観的に認識することも出来ました。
そして今回の救歯塾で1番強く感じたことは、記録を残して経過を追っていくことの大切さです。単に患者さんのモチベーションを高めるためだけでなく、自分の行った処置を経時的に追っていくことで、その処置に対しての予後も観察でき、臨床家としても成長出来ると思いました。
今回の救歯塾学んだ事を普段の臨床の中でもしっかりと取り組んで行きたいと思います。本当にありがとうございました。また次回からも宜しくお願い致します。
2011年プログラムのご案内(2010年11月)
メインテーマ「黒田式コーヌスクローネをマスターしよう」
- 少数歯残存症例にはコーヌスクローネが最適です
- コーヌスクローネは高齢者には最適で、適応が見直されています
- コーヌスクローネを学べるところがありません
- 欠損歯列におけるコーヌスクローネを本気で学びましょう
第1回 4月24日「欠損歯列が読めなければコーヌスクローネはできない」
欠損歯列の読み方:コーヌスクローネの適応症を考える
パーシャルデンチャー設計の延長上にコーヌスクローネあり
第2回 5月15日「支台歯形成がコーヌスクローネ成功のスタート」
支台歯形成とコノメトリー:マージン形態、平行関係、コーヌス角度
支台歯形成模型をサベヤーでチェック、6度のテーパーツール
第3回 6月19日「個歯トレーで支台歯の印象採得」
支台歯の印象採得を確実に、個歯トレーの作り方・扱い方、接着剤
精度の高い作業模型、ダウエルピンの選び方
第4回 7月24日「技工作業と診療室作業の連携がカギ」
治療の進め方のステップ、診療室作業と技工室作業の流れを把握
間接法と技工士との連携、技工士の仕事を理解する
第5回 9月11日「内冠軸面を全周6度がポイント」
内冠製作、ミリング技法、レジンコーピング、製作法のいろいろ
コーヌスクローネ成功の鍵は、支台歯形成と内冠にあり
第6回 10月16日「内冠合着のポイント」
脱離を防ぐ内冠合着のテクニック、セット後のテンポラリー義歯
一次固定と二次固定、合着の誤差の考え方
第7回 11月13日「受講者によるプレゼンと質疑応答討論会」
コーヌスクローネに関する「なんでも質問」と「大討論会」
※2年次スケジュール(外冠、義歯製作、口内描記、トラブル対応など、検討中)
★受講のご案内
*口腔内写真を撮っている方を対象。定員70名、先着順で締め切ります。
*会場:都市センターホテル(千代田区平河町2-4-1 Tel:03-3265-8211)
*申し込み方法:下記へメールかファックスでお寄せ下さい。
*亀井歯科 E-mail:kameishika@splash.dti.ne.jp Fax:03-3837-2252
〒110-0016 台東区台東1-31-10-202 電話:03-3837-2252